NPO法人 AIP

プロジェクト支援

どんなに「知識」を得ても、どんなにコミュニティを通じて仲間が出来て、そこで「人間性」を磨いても、実際に実務に携わらないと、その知識や人間性は絵に描いた餅となってしまいます。 そこでAIPでは、実際に私たちが住んでいる福岡という街をITコミュニティの力を通じて、より住みやすく、より楽しくなるような、プロジェクトを実際に実施する主体として活動してきています。 これが、AIPの理念の3つめである「経験」を積むための「プロジェクト支援」です。

AIPのプロジェクト支援実績

 

LOCAL GOOD FUKUOKA(2015年〜2018年)

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「シビックプライドをカキタテル挑戦」

横浜、北九州、福岡の3拠点で展開している「LOCAL GOOD」に参加していました。

『LOCAL GOOD』

税収が減り、社会コストが増える中、公益を担保していくためには、地域に住み暮らす市民や企業が、地域のことに意識を持ち、それぞれができる範囲で時間・知恵・お金を「投資」をすることができるかどうかにかかっています。「LOCAL GOOD FUKUOKA」では、地域に住み・暮らす住民や企業、NPO法人などの民間主体が中心となって、顔の見える関係を大切にしながら、 サービス、 モノ、 カネ、 ヒト、 情報の循環をつくっていくことを目指し、地域をよくする活動「地域のGOOD=ステキないいコト」に多くの主体が参加するきっかけをつくっていきます。

AIPは「天神・大名WiFi化プロジェクト」や「大名なう」で培ってきたネットワークや支援のノウハウを活かすと共に、インターネット上だけではなく、リアルな場こそが重要と考え、毎月第一火曜日にリアルなディスカッションの場「LOCAL GOOD STATION」を開催することで地域の"挑戦"を支援していました。

 

赤ちゃん先生(2015年〜2018年)

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「育児中がメリットになる仕事を創りたい」

神戸に拠点を置くNPO法人 ママの働き方応援隊が全国に広げている「赤ちゃん先生」事業をフランチャイズとして博多を中心に九州へ展開しています。

『ありのまま赤ちゃんから学ぶ共感力 赤ちゃん先生』

日本は先進国の中で、最も女性が働き続けにくい国です。小中高大学まで、男女は同じ教育を受け、社会人としてキャリアを積んでも、出産を機に多くの女性が仕事を辞めています。これはワークスタイルの課題でもありますが、一方でかわいい盛りのわが子と一緒にいたいというママの願いでもあるのです。ママの願いに応えたいと、赤ちゃんのエンパシーに注目したカナダの取り組みをヒントに試行錯誤を重ねた結果、「育児中」「子どもと一緒」だからこそ「人の役に立てる」という事実が、育児中のママ達の閉塞感を解消し、参加者とのかかわりがママの成長を促し、地域とのつながりをうむという嬉しい効果を見出しました。こうして、赤ちゃんとママの社会との接点をデザインすることで、地域の中で子育てを文化として継承し、無縁社会の解決を目指す「赤ちゃん先生」が誕生しました。

AIPはママハタの趣旨に同意し、赤ちゃんとママの社会との接点づくりに協力するとともに、AIPの得意とするIT教育(ITリテラシーの向上、子供向けプログラミング教室、若年者層向けハッカソンなど)をママや子供たちに提供することで、ITが身近で数多ある学びや仕事の選択肢の一つとなるようなキッカケづくりを行ってきました。

▼メディア掲載実績

  • NHK おはよう福岡(2015/07/3)
  • KBC  ニュースピア(2015/07/16、2016/01/19)
  • 西日本新聞(2015/07/16、2015/11/11、2016/04/19)
  • ケーブルステーション 福岡QテレTIME(2015/07/16、2016/01/18)
  • 読売新聞(2015/08/21)
  • FBS  NEWSめんたいPlus(2015/09/24)
  • RKB  今日感ニュース(2015/11/11)
進行中

天神・大名WiFi化プロジェクト

天神・大名WiFi化プロジェクトロゴ

ITコミュニティの力で福岡をより住みやすく、より楽しくしたい「AIP」の理念と、日本でWiFiデンシティ(密集地)都市をITコミュニティの力を借りて作りたいFON JAPAN の思いが重なり、日本で初めて、「街をまるごとWiFi化」するプロジェクトが、通信会社でも、自治体でもなく、ITコミュニティとNPO主導で始まりました。

西日本新聞の一面で取り上げられるなどの反響が反響を呼び、最終的には120箇所のWiFiスポットを、天神・大名地域につくることが出来、この中で築いた商店街とのネットワークが次なるプロジェクト「大名なう」へつながることになります。

このプロジェクトの狙いや思いについては、コミュニティメンバーが 素敵なイラストで表現してくれていますので、是非ごらんください。

進行中

大名なう

大名なう webサイトスクリーンショット

天神・大名WiFi化プロジェクトでつながった商店街の皆さんと、ITを使って大名地域をもっと盛り上げたい、お客さんに来てほしい、ということで「天神・大名WiFi化プロジェクト」名義で始まったプロジェクトです。
その頃日本でブレイクしはじめたTwitterを使って、街の情報を発信すれば、IT利用に興味が無い商店街の方も、気軽に使えるのではないか、ということで、大名のお店に「#daimyo 」というハッシュタグを使ってTwitterで呟いてもらうプロジェクトを開始しました。
こちらは、「日本初の Twitterによる地域街おこし」としてテレビの全国放送にも取り上げられることになり、活動開始から二ヶ月は毎週何らかの取材、TVへの出演などを果たすことになり、多くの参加店が、直接的な売上げの向上のみならず、新規顧客の獲得、参加店の間のコミュニティ組成による、新規イベント発生などの効果をえることが出来ました。
概要については、情報白書に取り上げられているので、そちらをご覧ください。
なお、このプロジェクトは現在でも、新しいSNSの勉強会などのかたち(「大名なう勉強会」)などで続いています。